立ち退き問題
メーカー選定のページで、実家の両親の敷地内にある古い借家を取り壊し、そこに建てるということを書いた。ただし、この借家にはまだ住人がいる。
立ち退きでのごたごたは避けたいので、2003年に賃貸契約が切れたのを機に立ち退きを依頼して、次の引っ越し先が見つかるまで十分な時間をかけられるよう配慮したつもりだった。その後、両親は時々引っ越し先が決まったかどうか住人に確認していたが、決まっていなかった。そして2005年3月、建築計画が具体化してきたので、5月末頃をめどに退去してほしいと告げたところ、住人が逆ギレしてしまったのだ。
「そんなにすぐに見つけられない!」
何を言っているのだろうか。1年以上前から退去をお願いしていたのに。今までずっと真剣に探していなかったということか。隣ということもあり、この住人とは俺を含め家族全員で親しくしていたのだが、そんなことはなかったかのように好き勝手なことを言いまくってきた。
「仕事が絶好調の時に、そんなことを言われて迷惑だ」
「裁判になれば負けますよ、貴方がた」
等々。人って自分の権利を守るためにはここまで豹変できるのかと、情けなく思った。追い出される方の身になって考えれば、その気持ちの1パーセントぐらいは理解できなくもないが、1年以上も前から退去をお願いしているんだし、法律違反のようなことはしていないし、逆ギレされるいわれもないと思うんだが。
とにかく解決しなければ、こっちも着工できない。ミサワの営業さんに相談したり、何件か物件を見つくろって渡したり、打開策を図ったところ、5月末には出る、ということを言ってきた。ただしまだ行く先は決まっていないという。渡した物件も「全然だめ」と言ってきた。
最後は金銭での解決しかないんだろうか‥‥。両親とも相談し、以下を前提に交渉することにした。
立ち退き期限を明確にするため、書面をもって通知する。
何がネックで引っ越し先が見つからないのか探る(金銭なのか、物件が見つからないのか等々)。
話の流れによっては、引っ越し代をこちらで負担してもいいから、立ち退き期限をはっきりさせる。
再び話し合いをしてみると、引っ越し先の目星はついているが、引っ越しにかかる費用が重荷になっているということがわかった。そこで引っ越し代をこちらで負担するというのはどうかと提案してみると、ならばそれよりも3、4、5月の3ヶ月分の家賃を免除してもらえないかと言うので、OKということに。
やった‥‥! ようやく出口が見えてきた。
引っ越し先の物件は4月中旬に契約する予定だそうなので、家賃免除の件を含めた書面を作って渡します、と伝えた。
契約が無事すめば立ち退き問題は解決だが‥‥。
書面はいろいろなサンプルを元に「立ち退きに関する合意書」なるものを作り上げ、ミサワの営業さんに文言がおかしくないかチェックしてもらうことにした。
3ヶ月分の家賃を免除することにはしたが、やはりそこはアメとムチ、期日までには出てもらわなければアメはやれない。なので、「5月末日までに退去すれば家賃3ヶ月分を免除、守られなかった場合は即時家賃支払いの義務が発生する」と盛り込んだ。
さて、ミサワにチェックをお願いしている間に引っ越し先の契約が済んでいるはずなのだが、契約が済んだら連絡をくれると言っていたのに何の音沙汰もない。やきもきするぢゃないかっ!
翌週、「立ち退きに関する合意書」を持参、手渡すついでに契約はどうなったか聞いてみようと思ったら、息子さんしかいない! おいっ!
とりあえず、ご両親に渡してと、ことづけて隣の実家に戻ると、しばらくしてお隣さんがやってきた。
「5月28日に引っ越します」
:*.;".*・;・^;・:\(*^▽^*)/:・;^・;・*.";.*:
この感動、この喜び、ついにやりました! 長い道のりでした。苦しい道のりでした。(´Д⊂)
というわけで、立ち退き問題解決!
立ち退きでのごたごたは避けたいので、2003年に賃貸契約が切れたのを機に立ち退きを依頼して、次の引っ越し先が見つかるまで十分な時間をかけられるよう配慮したつもりだった。その後、両親は時々引っ越し先が決まったかどうか住人に確認していたが、決まっていなかった。そして2005年3月、建築計画が具体化してきたので、5月末頃をめどに退去してほしいと告げたところ、住人が逆ギレしてしまったのだ。
「そんなにすぐに見つけられない!」
何を言っているのだろうか。1年以上前から退去をお願いしていたのに。今までずっと真剣に探していなかったということか。隣ということもあり、この住人とは俺を含め家族全員で親しくしていたのだが、そんなことはなかったかのように好き勝手なことを言いまくってきた。
「仕事が絶好調の時に、そんなことを言われて迷惑だ」
「裁判になれば負けますよ、貴方がた」
等々。人って自分の権利を守るためにはここまで豹変できるのかと、情けなく思った。追い出される方の身になって考えれば、その気持ちの1パーセントぐらいは理解できなくもないが、1年以上も前から退去をお願いしているんだし、法律違反のようなことはしていないし、逆ギレされるいわれもないと思うんだが。
とにかく解決しなければ、こっちも着工できない。ミサワの営業さんに相談したり、何件か物件を見つくろって渡したり、打開策を図ったところ、5月末には出る、ということを言ってきた。ただしまだ行く先は決まっていないという。渡した物件も「全然だめ」と言ってきた。
最後は金銭での解決しかないんだろうか‥‥。両親とも相談し、以下を前提に交渉することにした。
立ち退き期限を明確にするため、書面をもって通知する。
何がネックで引っ越し先が見つからないのか探る(金銭なのか、物件が見つからないのか等々)。
話の流れによっては、引っ越し代をこちらで負担してもいいから、立ち退き期限をはっきりさせる。
再び話し合いをしてみると、引っ越し先の目星はついているが、引っ越しにかかる費用が重荷になっているということがわかった。そこで引っ越し代をこちらで負担するというのはどうかと提案してみると、ならばそれよりも3、4、5月の3ヶ月分の家賃を免除してもらえないかと言うので、OKということに。
やった‥‥! ようやく出口が見えてきた。
引っ越し先の物件は4月中旬に契約する予定だそうなので、家賃免除の件を含めた書面を作って渡します、と伝えた。
契約が無事すめば立ち退き問題は解決だが‥‥。
書面はいろいろなサンプルを元に「立ち退きに関する合意書」なるものを作り上げ、ミサワの営業さんに文言がおかしくないかチェックしてもらうことにした。
3ヶ月分の家賃を免除することにはしたが、やはりそこはアメとムチ、期日までには出てもらわなければアメはやれない。なので、「5月末日までに退去すれば家賃3ヶ月分を免除、守られなかった場合は即時家賃支払いの義務が発生する」と盛り込んだ。
さて、ミサワにチェックをお願いしている間に引っ越し先の契約が済んでいるはずなのだが、契約が済んだら連絡をくれると言っていたのに何の音沙汰もない。やきもきするぢゃないかっ!
翌週、「立ち退きに関する合意書」を持参、手渡すついでに契約はどうなったか聞いてみようと思ったら、息子さんしかいない! おいっ!
とりあえず、ご両親に渡してと、ことづけて隣の実家に戻ると、しばらくしてお隣さんがやってきた。
「5月28日に引っ越します」
:*.;".*・;・^;・:\(*^▽^*)/:・;^・;・*.";.*:
この感動、この喜び、ついにやりました! 長い道のりでした。苦しい道のりでした。(´Д⊂)
というわけで、立ち退き問題解決!