使用したソフトはefu氏のWaveSpectraとWaveGeneです。WaveSpectraはスペクトラムアナライザ、WaveGeneは各種テスト信号を発生させるソフトウェアです。こんなすごいソフトがフリーで配布されているなんて、いい時代になりました。ハードで購入したらいくらかかるか。
　マイクは父親所有のポータブルレコーダー用小型マイクを借りまして、PCのマイク端子に直差挿ししました。音響測定には余り向いていないマイクだとは思いますが、とりあえずこれで代用しましょう。

　さて、さっそく測定します。WaveGeneでサイン波、ワーブルトーン、ホワイトノイズ、ピンクノイズそれぞれを発生させてみました。

サイン波
ワーブルトーン
ホワイトノイズ
ピンクノイズ

　10KHzあたりでがくっと信号レベルが落ちるのはマイクの性能だと思います。もっと中低音の波形が盛り上がると予想していたんですが全然そんなことないですね。むしろ、ワーブルトーンで見た時の5KHz付近から少しレベルが下がっているのが気になります。10KHz以上が測定できていないのがとても残念なのですが、高音のレベルが低い為に音抜けが悪く聞こえるのではという気がしてきました。スタンドの下に置いた木片に適当な金属片を挟むとか、壁の段ボール吸音材を少し減らすとかしてみれば、改善できる可能性がありそうです。

　これまでは音楽を聴いてヤマカンで対策を練ってきましたが、今回のように機材を使って実測すると、どの辺りに問題があるのかとてもつかみやすいですね。