ガイズという会社からFALTIMA030とLisire030という２つのラインナップがリリースされました。FALTIMA030は29,800円、Lisire030は19,800円と大変リーズナブルで、仮に掃除機としての性能がいまいちだとしても、これなら買ってみようという気になります。

　早速購入しようと取り扱い店舗を調べてみたところ、この会社自体新しく立ち上がったばかりのようであまり販路がないらしく、今回は東急ハンズのハンズネットで購入しました。
　上位モデルのFALTIMA030は、バッテリー残量が少なくなると自動で充電ベースに戻って、充電が完了したらお掃除を再開する機能があるのですが、それはなくてもいいかと思い、下位モデルのLisire030にしました。こちらは充電ベースは付属してなくて、ＡＣアダプターを用います。

　届いたのがこれ。カラーバリエーションは赤を選択しましたが、この色合い……宇宙刑事シャリバンですね！ 光沢のあるボディはまさに赤いソーラーメタルという感じ。別のカラーバリエーションでは銀色もありまして、こっちはギャバンじゃないですか。わざとか？ わざとこのカラーバリエーションにしているのか？ そんなわけないですね。

　で、使用してみた感じです。
　まず、充電には８〜９時間程度を要しまして、バッテリーの持ちは１時間程度です。ちなみに過充電を防止する機能は持っていないので、ＡＣアダプターを長時間つないだままにすると加熱する恐れがあります。
　掃除機としての性能ですが、吸い込みはまあまあでしょうか。吸引力が強い方ではないので、ブラシが通ったところに落ちている髪の毛や埃は吸い取りますが、ちょっと外れたところのは吸い取ってくれません。しかし、本体がぐるぐる回ったりいろいろな角度で曲がるので、だいたいまんべんなく掃除をしてくれるようです。
　壁や家具に当たると、角度を変えながら何度か衝突を繰り返して、沿うように自走していきます。本体の前面にプロテクターのような物がついているので、双方傷がついたり凹んだりすることはありません。
　高さ検知機構がついてますので、段差がある場所でも落下することはありません。また、１センチ程度の高低差なら登ってくれます。
　吸い込んだゴミはダストカップに集められます。ゴミパックをつけるタイプではありません。ダストカップを取り外してゴミ箱にさっとあければＯＫですが、静電気を帯びたり、フィルターに埃が付着したりして、カップ自体を別の掃除機で掃除した方が良いですね。

　まあ、印象としては値段相応の作りといったところでしょうか。過充電防止機能がなかったり、ダストカップの取り扱いがいまいちだったりと、細かいところに手が届かない感じがありますが、それでもこの値段なら妥協できます。国内の大手家電メーカーであればもっとしっかりした作りになりそうですが、値段も高くなりますかねぇ。でも、需要はあると思うので、国内のメーカーにもがんばってもらって、ぜひリリースしてほしいです。そうしたら買い替えちゃうかも。

　現状、お風呂に入る前ですとか、出かける前に掃除を開始させる使い方をしています。部屋に戻ると、バッテリーが切れて部屋の片隅で力尽きています。家具の下で止まっていることもありまして、取り出しやすいところで停止してくれるとありがたいのですが。
　しかしこれ、ベッドの下のような掃除しづらいところに突入してきれいにしてくれるのは良いですね！ これは大変助かりますよ。

　作りがいまいちなところもありますが、この値段なら十分満足です。購入したら結構重宝すると思いますよ。