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ミサワホームの「EDUCE KURA」の建築日記及び、その後の生活を綴っています。これから家を建てる人達への参考のため、さらには特定メーカーの商品を検討する人達への参考になればと思います。

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主人公はサヨクか? 「ミッドナイトイーグル」

 大沢たかお、玉木宏、竹内結子らが出演する「ミッドナイトイーグル」を見てきました。予告編でのミサイル? の着弾シーンが特撮オタの魂の琴線に触れまして。雪山がストーリーの中心になるあたり、「ホワイトアウト」っぽいのかな〜と思いましたが、ちょっと違いますね。あちらは織田裕二が頭を使って一人敵に立ち向かうという内容ですが、こちらはもう少しシンプルでしょうか。途中の銃撃戦あたりはかなりハラハラしますね。

以降、ストーリーの核心に触れる部分があります。
 あらすじ

 戦場カメラマンとして活躍していた西崎は、現実に傷つき、また病気の妻を顧みずに死なせてしまった事を悔やむ日々を送っていた。ある夜、冬の山中で西崎は空を飛ぶ赤い光を撮影する。それは北アルプスに落下していく米軍のステルス爆撃機だった。すぐに自衛隊の特殊部隊が送り込まれた。ステルスには「特殊爆弾」が搭載されていた。一方、西崎も後輩の新聞記者である落合と共に墜落現場へ向かう。しかし予想外の難関が彼らを待ち受けていた。
 --goo映画より--


 というわけで、西崎(大沢たかお)は自身が撮影した写真がなんなのか、後輩の落合(玉木宏)に駆り出され、猛吹雪が荒れ狂う北アルプスに向かいます。ちょうど先週、BShiで「氷壁」をやってまして、ここでも玉木君、雪山に登ってます。雪山に縁がある男だねぇ。

 途中、雪の中を進む自衛隊員とそれを狙撃しようとする謎の工作員達を目撃、狙われていることを自衛隊員に教え、工作員達は倒されますが、自衛隊側も佐伯三佐(吉田栄作)だけになってしまいます。自衛隊ってそんなに弱くないと思うんですけどね〜。
 そして、西崎は佐伯にこう言います。

「この国に戦争も軍隊もいらない」

 戦争はいらないけど軍隊はいるだろ。今、目の前の工作員を掃討したのは誰だ? 自衛隊だろ。武装した連中に警察だけで対抗できるとでも思ってんのか。この時点で映画から現実に引き戻されちゃいましたね。西崎に感情移入しつつ見ていたのに、こいつのバカさかげんに引いたというか。

 一方、別の工作員に接触していた西崎の義妹である有沢慶子(竹内結子)は、彼らが横田基地に潜入してステルス爆撃機B-5に爆薬を仕掛け、墜落させたことをつかみます。う〜ん、そんなに簡単に横田基地に潜入できますかね。誰も犠牲を出さずに爆薬を仕掛けるなんて、今度は米軍が弱くというかマヌケに描かれすぎだなあ。

 さて、西崎と落合、佐伯ら3人はなんとかB-5までたどりつきますが、特殊爆弾の起爆装置が作動していました。残り2時間ちょいで爆弾は炸裂、大量の放射性物質が偏西風に乗って首都圏に降り注ぐ恐れが。
 公安に保護された慶子は工作員から起爆装置を解除するパスワードを入手していました。慶子は面会した総理に、この事件に関して口外しないよう頼まれます。国民がパニックに陥る恐れがあるし、アジアの軍事的均衡が崩れるかもしれないからです。しかし慶子はこう返します。

「我々の仕事は真実を伝えることです」

 はあ、まあご立派なことですねぇ。あなたはそれでいいでしょうけど、上記の懸念される事項については? そんなことは知ったこっちゃないですかそうですか。

 残り時間10分を切り、最悪の事態に突入かという頃、暗号化されたパスワードが解読され、無事起爆装置は停止されます。
 ほっとしたのもつかの間、B-5は30人近くの工作員に囲まれ、彼らは再び起爆装置を作動させようと襲いかかってきました。激しい銃撃にさらされ、落合は銃弾を浴びて死亡。雪山に向かったヘリコプター部隊も強風のために引き返さざるを得なくなりました。
 残された手段は、米軍のトマホークミサイルにナパーム弾もどきの弾頭(?)をのせて、西崎、佐伯ごと工作員を焼き払うしかありません。特殊爆弾は核爆弾だと思われますが、爆発してしまう恐れはないとのこと。民間人と自衛隊員を巻き込まなければならない苦汁の決断を総理は迫られます。

 核爆弾は爆縮が正しくおきなければ核爆発することはないので、ナパームで焼き払うのは問題ないでしょうが、ここでふと思いました。起爆装置を破壊すればいいんじゃないか? そうすれば爆発させることもできないと思うんだけどなあ。でも誰からもそういう発案はないようで。まあいいや。

 総理は慶子に深々と頭を下げ、次の言葉を発してミサイル発射を決断します。

「戦争をなんとしても回避する、それが政治家の仕事です」

 そのとおりだよなあ。こういう使命感を持って仕事をしている政治家が、現実にはどれほどいるんだろうか。それに、犠牲が出ても守らなければならないものを守る、その決断に責任を、覚悟を持てる政治家も。

 ミサイル着弾までの間、西崎は佐伯が、自分が撮影した写真を見て自衛官になったことを知ります。また、妻がいて、もうじき娘が生まれることも。
 戦場の写真を見て、この国を守りたいと思ったんだと語る佐伯に対し、どこまでもサヨク的姿勢を崩さない西崎。佐伯は自分の幸せを放棄して日本を守ろうと戦ってるんですけどねえ。そんなに軍隊は嫌いですかそうですか。

 そして、B-5に搭載されたCCDカメラを通して、西崎は慶子と別れの言葉を交わします。慶子は、姉を放っておいた挙句、病死させてしまった西崎を恨んでいました。死を前にして西崎は「もう許してくれないか」と慶子に語りかけます。慶子は絶望的な状況でもわずかな帰還の望みをかけたいのか「許さない」と告げます。涙腺のゆるい人はここでウルウルくると思うんですが……竹ちゃんの鼻が

ヒクッ

ってしてしまったんですよ! その瞬間、失笑でしたね。ああ、そういえばこの人は鼻の穴を気にしてたんだよなあ。この映画、意図的かどうかわかりませんが、竹ちゃんの鼻が目立たないような撮り方をしてるんですよ。なので、この瞬間まですっかり鼻のことを忘れてましたが、ヒクッとしたところで思い出してしまいました。

 西の空から飛来する閃光、ミサイルは着弾、工作員たちは掃討されました。悲劇的ではあるけれどハッピーエンドで物語りは終わりますが、特撮オタとしてはやっぱりミサイルの着弾シーンはほしかったですね。CCDカメラの映像が砂嵐になったことで爆発したことを表してましたけど、具体的な描写がほしかった。
 エンドロールでは北アルプスの山々が映し出されますが、特に爆発の跡もなし。せめて一部えぐれてるとか、ミサイルの傷跡というものを描いてほしかったですね。


 とまあ、そんなわけで、物語に入りこもうとしたら現実に引き戻され、白けた目線で見させられた映画でした。でも、そこそこ面白かったですけどね。スッゴク、ていうほどではないですけど。
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